恐れずに、チャレンジ!

エスコ・ジャパン株式会社 代表取締役社長 李 顕庫

中国黒龍江省出身

1987年 大連理工大学 卒業
1992年 下田電機(大連支社)入社
1996年 田島機工 入社
2000年 (株)アットウェル・システムズ設立
2004年 イー・リンク(株)を設立 オフショアビジネス開始
2008年 エスコ・ジャパン(株) 設立

皆さん、こんにちは。エスコ・ジャパン株式会社の李です。

当社は創業以来、数々の試練を乗り越えてまいりました。特に、2008年のリーマンショックは大きな影響を及ぼしました。日本国内の各業界でもシステム開発の規模縮小や停止が相次ぎ、当社としても今後の成長に向け、ユーザー企業に対して付加価値の高いソリューションを提供する必要性を強く感じました。その時に出会ったのが『InnoRules』でした。

2013年10月に当社は『InnoRules』の日本総代理店となり、日本国内の保険業界への適用やノウハウ吸収という困難を克服し、他社には真似できない高い汎用性と拡張性を実現しました。その結果、『InnoRules』は大手損保会社の基幹システムオープン化に採用され、日本の保険業界において確固たる地位を築くことができました。

2020年からのコロナ禍でも当社の業績には少なからず影響がありましたが、その逆境を乗り越えるために独自の製品ラインナップを整備しました。特に注目すべきは、当社独自のローコード開発基盤『ESCCO Low Code Suite』です。この『ESCCO Low Code Suite』は、開発生産性の向上だけでなく、複雑な業務システムの開発も可能にし、お客様に柔軟性と戦略性を提供します。これにより、システム開発の品質向上とともに、開発から運用・保守に至るまでの最適なライフサイクル管理を実現しています。

エスコ・ジャパンはこれからも、革新的なITサービスを提供するプロフェッショナル集団として、日々努力を続けてまいります。

皆さんも私たちと一緒に、恐れずにチャレンジしてみませんか!

エスコ・ジャパン株式会社 代表取締役社長
李 顕庫

起業の動機

私が中国から日本に来たのは1996年のことです。当時、日本ではシステムのオープン化やWEB化が急速に進んでおり、技術者が極端に不足していました。しかし、IT業界の社員は高度な技術と多大な努力を求められる一方で、その努力が十分に評価されていない現実を目の当たりにし、驚きと共に深い疑問を感じました。私は、残業を減らし、社員が実力と成果に基づいて正当に評価される職場環境を作りたいと強く思いました。社員が仕事とプライベートの両方を充実させ、幸せな生活を送れる会社を作りたいという想いが、私が起業を決意した大きな動機です。

日本人社員採用の意味

創業当初、当社はSI企業向けのオフショア開発支援に特化した事業を展開していました。しかし、会社の成長と共に、ビジネスモデルを上位レイヤーへとシフトする必要が生じました。エンドユーザーと直接システム開発や取引を行うには、日本の文化、業務知識、コミュニケーション力といった、日本人ならではのスキルが不可欠です。そこで、日本人技術者を採用することにしました。現在、日本人社員は全社員の半数を超えており、将来的に事業の中核を担うコンサルタントや経営幹部を育成したいという想いから、2021年より日本での新卒採用も開始しました。

お客様に評価されるためには

お客様が抱える課題に対して誠心誠意取り組み、それを解決することが何よりも大切です。お客様が本当に困っていることを深く理解し、必死に努力してそれを解決することが、ビジネスマンとしてお客様に高く評価される道であると確信しています。

進むべき道が見えない時、
人はどうするべきか

私は中国の貧しい家庭で育ち、両親を少しでも楽にさせたい、どうすれば親孝行できるかと考えながら日々を過ごしていました。現在、会社経営者として多くの課題に直面し、その度に進むべき道の選択に迷うことがあります。そのような時には、常に自分の原点に立ち返り、進むべき道を見直し、最善を尽くしてきました。皆さんも、もし壁にぶつかった時には、一度原点に戻って状況を分析してみてください。再チャレンジすれば、必ず道は開けます!

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